ある老舗オーディオ店で中古のSTAX用アンプを購入。古い製品の動作品を現状品として安く販売している価格設定で安価。
店員さんに確認したところ、動作確認は済んでいるとの事。真空管を含む部品の劣化等は自分で手当てすればよいかと思い、閉店時間に近かったこともあって視聴せずに購入。
自宅で確認したところ、音が出ない… 電源ランプは点灯して筐体内の真空管にも明かりがついているが、ネットで調べた写真では、緑に点灯するはずの入力切替のLEDランプが点灯していない。どうやら故障の様だ。
販売店に電話し、動作確認を担当した店員さんとも会話したうえで、異常らしいことを確認。販売記録は残っているので購入時の伝票等は不要なので、アンプを着払いで送ってください。との事なので、その通りにした。
結果、メーカーに出してフルメンテナンスされて２週間ほどで帰ってきたアンプには、メーカーの修理伝票もそのまま添付されていた。電源コンデンサ、真空管、ヒューズ抵抗、ボリューム等、主要部品の多くが交換されていた。電源コンデンサのリークで一部の回路用のヒューズ抵抗が切れて、アンプとして動作しなかった。メーカー検査したから、劣化部品は全て交換対象。という事だろうか？修理伝票に掛かれていた金額は、私の中古購入金額より２万円ほど高かった。（修理代金としては、妥当～安いといってよい金額だと思います）
販売店としては返金処理で対応することも可能だったと思うが、販売した品物に対して責任を持つ、老舗オーディオ店の矜持を感じました。ありがとう、Audio Union!
コメント