高性能小口径フルレンジスピーカー ユニット E.J.Jordan JX53

E.J.JORDAN

E.J.Jordan氏はJordan WattsのMuduleユニットをはじめとする、メタルコーンのスピーカーユニットの開発で有名なエンジニアです。GEC, Goodmans, Jordan Watts, E.J.Jordanで活躍してきました。

Jordan Wattsを独立して、E.J.Jordanを設立して最初のモデルが50mm moduleと呼ばれるもので1970年代の設計です。日本へは、ラジオ技術誌の通販部が輸入していたことがあるようです。ハイファイ用途の他にも、ブリティッシュテレコム関連で、電話設備のチェック用途としても使用されていたそうです。

50mm moduleをベースにワイドレンジコーンツィータ(低域を欲張らなければ、フルレンジとしても使用可能)としたのが、写真のJX53。日本国内ではヒノオーディオで入手可能でした。

また、Jordan氏の元夫人のBANDOR女史の主催するBANDOR社の50ADWも、JX53の兄弟といえるスピーカーでしょう。こちらは、完全なフルレンジユニットで、コーンが5cm径なのに対し、マグネットが7cm以上ある強力な磁気回路を持つスピーカーです。。国内では、ラジオ技術誌通販部や、小泉無線で取り扱っていましたが、今は輸入が途絶えているようです。

どちらも、小口径にもかかわらず、日本での販売価格が1本 2~3万円する高級スピーカーユニットでした。私は50mm module, JX53, 50ADW全部揃えましたが、どれも魅力的な音が出ます。

JX53は2005年にフルレンジ化したJXR6 HDにモデルチェンジしています。JXR6 HDは2011~2012年くらいまで生産していたようです。

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