スピーカーケーブルやインシュレーターのようなオーディオアクセサリーは、最近のものは高額ということも有り、以前から偽物の多さが指摘されていました。
先日、ちょっと欲しいパーツがあって、オークションも含めて眺めていたら、Hubbellというアメリカのコンセントやコネクター類を作っているメーカーの製品が妙に安く新品で出ているのを発見。まあ、安いだけなら、ストックを処分したいと考えればよいのですが、面白かったのは、そのメーカーには、存在しないIEC320の100~120Vタイプのソケットまでセットになっていたのです。2013年のHubbell社の総合カタログで確認しましたが、250VタイプのIEC320ソケットは出していますが、100~120Vタイプは出していないのです。
怪しいHubbelのコネクターの出品者のその他の出品物を見てなんとなく納得。相場とかけ離れた値段の海外製スピーカーケーブルやアクセサリー類が大量に出品されていました。
此等はどこから流通しているのか、私が仕入れているわけではないので判りませんが、例えば、最近有名になっているalibabaというE-commerceサイトで、検索すると、あり得ない値段で高級オーディオアクセサリ類が出品されていることが判ります。
たとえば、Kimber Kableを検索してみると ← クリックしてみてください。
驚くような値段です。Kimberはアメリカのメーカーですが、Chinaの深センから出荷されるものを数多く発見しました。
さて、これはKimberの工場が深センにあって、そこから世界中に販売されている正規商品でしょうか?それとも、Kimberの工場か下請けが、メーカーに内緒で流しているモノとしては本物の商品でしょうか?それとも、Kimberとは全く関係のないコピー品でしょうか?
Kimberの公式ブログにこういうエントリーがありました ← クリックしてみてください。
そういう怪しげなものが、オークション経由で流通していても、私は驚きません。
中古市場でメジャーなブランドのオーディオケーブル類を購入するときは、日本の代理店の記名入りの素箱や、海外購入品でも信頼できるショップで購入した証拠がないものは、偽物のリスクがあると考える必要がありそうですね。
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