ジョーダン・ワッツのジャンボは、同社のカタログに掲載されていた図面で最も小形の箱です。JORDAN WATTS社はカタログに、DIY用に推奨箱の寸法を載せていました。
容積6リットルの小型の密閉箱です。ご覧のとおり、厚みの薄いキャビネットで、壁に押し付けてバッフル効果により低音を稼ぐタイプの設計です。背面には壁にかけるためのフックもついています。最近の小型スピーカーには無い発想ですね。
純正システムも所有していますが、東急ハンズでちょうど良いサイズの花梨の集成材の端材を見つけたので工作してみました。オリジナルの箱より板圧が厚いので、メーカー製のジャンボ箱より一回り大きくなっています。キャビネット内の空いている空間にはメーカー純正同様に吸音材を詰め込んでいます。
将来的に壁掛けで使用することも考えて、スピーカー端子は裏面に配置しませんでした。
小さな箱の割りに割と低音感も出ていますし、なかなか良い音が出ていると自画自賛しています。一時期所有していたカイザーサウンドのハードメイプル集成材箱入りのJordan Wattsのスピーカーと聞き比べましたが、同レベルと言って良い音が出ていました。
リンクは、JORDAN WATTSの弟子筋にあたる、Mark Audioのスピーカーユニットです。今だと、安価に入手できるMark Audioのスピーカーを使ってJumbo風のスピーカーを自作すると面白いかもしれません。

Jumboと同一容量の6リットルでブックシェルフ型のJanetというシステムも存在します。
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