実家のTV音質向上用にMarantz NR1200を導入しました。
Marantz NR1200は数少ない、HDMI CEC対応の2chアンプです。
このアンプが最も薦められる条件は、TVの音質向上を希望していて、サラウンドを行わない前提で、利便性の問題からAVアンプやサウンドバーの様にTVに連動して動いてくれるアンプが欲しい場合です。この条件を満たすステレオアンプは、NR1200がヒットした後も選択肢が少ないままです。
NR1200に組み合わせているスピーカーは、1995年ころに購入した当時のROGERS JAPANの在庫放出品のROGERS LS3/5Aです。中古価格が高騰していますが、このときは新品ペア12万円くらいで買うことができました。特別駆動しにくいスピーカーではありませんが、安物アンプと組み合わても良いと思えるグレードでもなく、NR1200はいわば最低ライン?と、考えました。
音質面の結果は予想以上。それまで使っていたQUAD 66 +606と比べて、低域の軽さは多少感じますが、遜色は感じない程度の音が出ており上々です。TVやBDレコーダーと組み合わせて放送番組やAmazon Primeビデオの音質向上を考えると、HDMI CECの利便性は予想以上に大きいですね。別システムのPMC DB1x5 + TLE1 をSONY STR-DN2030で駆動しているサラウンドシステムと比べると、一般のテレビ番組の音声はLS3/5A + NR1200の勝利。音が柔らかく、違和感なく頭に入ってくる。というのが家族の感想。
というわけで、手元に適当なステレオスピーカーをお持ちで、サラウンド不要、TVの音質向上を狙おうという方に、このアンプはお薦めできます。(とはいえ、プレミア価格を払って定価以上で購入するようなものではありません。)
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