大乙嫁展 と 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展

どちらも会期が終わってしまい、レポートを書くのが遅れましたが行ってきました。
どちらも基本的にスマートフォンでの写真撮影OK。SNSでの広がりを期待しているのでしょうね。スマートフォンに映り込み防止のPLフィルターを用意しておくべきでした。
最近、気になっていることを意識してみたところ、お二人とも、見開きページは原稿用紙を二枚つなげて描いている場合が多いことがわかりました。
森薫乙嫁語り原画

森薫乙嫁語り原画

森薫氏の超高密度な書き込み原稿。良いシーンですね。
 
安彦良和 機動戦士ガンダム The ORIGIN 原画

安彦良和 機動戦士ガンダム The ORIGIN 原画

安彦良和氏の原稿で、私が気付いた範囲では、この1枚のみが大判の紙に描かれていました。この写真ではわかりにくいですが、中央に薄く鉛筆で補助線が描かれていました。
 
紙の本の場合、見開き中央は本の合わせ目(本のノド)の部分にあたるので、ここを一直線に描く意味はあまりないのでしょうか?原稿を書く紙のサイズを大きくするのは、のちのちの管理や作画作業でもマイナスかもしれませんね
 
ただ、電子書籍の場合、見開きを大きくつながった絵で見ることができる(作者がそのように描いていればですが)のは魅力だろうな。と、思っているのです。
 
昔のコミックの電子書籍は、費用の制約もあるようで、原稿ではなく書籍からデータを起こしているものも多く、私の所有しているものでも、見開きページが悲惨な状態になっているものも多いです。せっかくの電子書籍化なのですから、見開きはちゃんとつなげて、カラーページはカラーページのまま収録してほしいというのは、贅沢なのでしょうか?
 
安彦良和の機動戦士ガンダム THE ORIGINは他のスタッフが色塗りしたフルカラー版が電子書籍化されていますね。お金をかけて手を入れて、より売れるものが出来るコンテンツだからこそと思いますが、面白いやり方だと思います(THE ORIGINの内容は嫌いなんですけどね)

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