オーディオの世界でも、過去の名器のデザインを復活させた復刻品ビジネスが多いように思います。
2003年にオーディオのイベントで発表され、話題になった、QUAD 44EVと405EV。
当時、ロッキーインターナショナルはQUADの代理店になったばかりでしたが、そのまま話がたち消えになってしまいました。海外サイトでは一切情報が無かったことから、日本国内の独自企画として持ち上がり、実現できなかったのでは?等と想像しています。(あくまで想像)
QUADの創設者である、故Peter Walker氏は、生前、QUAD IIの復刻版の要望に対し、否定的な態度を取っていたそうです。モデルチェンジを新しい価値ある技術への更新時のみとこだわっていた彼が、復刻版ビジネスに対して否定的な態度をとっていたのは、実に自然な事と言えるかもしれません。(勿論、それは旧QUAD IIの魅力を否定するものではありません)
日本を代表する真空管アンプメーカーの一つ、LUXMANは近年、旧製品の外観を持つ復刻版とも言える商品を積極的に展開しています。真空管は、現在入手しやすいものに変更になっています。
マッキントッシュ社も同社の古い真空管アンプの代表的モデルであったMC275の復刻版モデルを何度も出しています。最新のものは、真空管を緑色のLEDで照らすギミックが入っていて、趣味の悪さに閉口しましたが、このギミックを好ましく思うマッキントッシュファンも居るのでしょう。(多分)
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