別エントリーでも書きましたが、音の良いスピーカースタンドの条件は下記です。
- ガタツキがない。
- スピーカーの重量と振動を受け止められる重量と強度がある。
- 振動しにくい様、防振対策がされている。
加えて、スピーカーを乗せる天板はスピーカーの底板と同じくらいのサイズであることが、落下防止やスピーカーの4隅を支えられる点から好ましいと思っています。値段が妥当であることも重要でしょう。
せっかく購入するのであれば、スピーカーの音質を損ねるものではなく、良い性能のものを選びたいところです。スピーカースタンドは、多くの場合、スピーカーを買い替えても、使い続けられる場合が多いですから、オーディオ趣味を続けるのであれば、多少高いものを購入しても損する投資ではありません。
私が使用しているのはナスペック扱いのJ1 Projectの高分子樹脂を用いたスピーカースタンドとアコースティックリバイブの製品です。前者は残念ながら生産完了で現在は入手できませんが、アコースティックリバイブ YSS-60は少し型番を変更して現在も販売されています。
スタンドの底面は4隅に高さ調整可能なスパイクが取り付けられているので、床にガタつきなく設置することができます。スパイク受けは付属していないので、床を傷つけないように別途入手したほうが良いと思います。適切な防振対策がなされており、スタンドが無駄な共振を起こしません。非常に強固な造りなので、スピーカーをしっかり支えることができます。私も10年以上使用していますが、このクラスのスピーカースタンドを確保しておけば、後悔することは無いでしょう。
別エントリーでスピーカースタンドの防振について書いていますが、こういったスピーカースタンドは充分な振動対策がされているので、追加の防振は不要です。インシュレーター類を使用して、より好みの音に近づけるのは、対策としてはありでしょう。
J1 ProjectのインシュレーターはSNが静かになる方向で音質改善してくれるので、私は好んで使用しています。青い特殊高分子素材のインシュレーターはそれほど高価ではありませんし、特にお勧めです。昔、自作スピーカーの実験をしていた時、ツィータ代にこのインシュレーターを使ったところ、高域の改善著しく、数ランク上のツィータに交換したような音質改善があり、一緒に実験していた仲間数名が驚いたという経験があります。
その他、入手しやすいのはTAOCのスピーカースタンドでしょうか。コストパフォーマンスでいうと、圧倒的だと思います。高さや天板のバリエーションもあるので、自分の環境に合わせたサイズを選びましょう。
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